ガンダムのディープな世界　坊やだからさ！バンダイキャラクタープラモ年代記―鉄人からヤマト、ガンダムまで

日本サブカルチャーの頂点。ガンダムこそ我々の世代の共通言語。それまで子供が見るものだったロボットアニメに、初めて大人の鑑賞に堪えるリアルさを導入したガンダムこそは、世界最高峰に立つ日本アニメの不滅の金字塔だ！

バンダイキャラクタープラモ年代記―鉄人からヤマト、ガンダムまで

学習研究社刊
発売日 2007-03
オススメ度：★★★★

模型史の一側面が浮き彫りになります。 2007-05-08
マルサン･ブルマァクに関しての本、田宮やハセガワ等スケールモデル側からの視点の本が

模型史的な書籍として出ていますが、キャラクターモデルの歴史書として、本書には大きな

意味があると思います。ガンプラ以前のバンダイ模型の生い立ち、イマイ科学との関係、

迷走期を経て、ヤマトでの起死回生、ガンプラへの流れなど、楽しく読み込めます。

ガンプラブーム以降８０年代後半のらん熟期や、最近の同市場のほぼ独占状態に関する

記述が少ないのが気になりますが、バンダイに的を絞れば、まあこんなものでしょう。

各雑誌で紹介してある表紙画像を見ると、大判のムック的なイメージもあり、書店で探すのに

苦労しましたが、キャラクター玩具好きであれば持っていて損はない一冊だと思います。

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